”KYO-WAKASA WOOD”FLOORING PROJECT京若狭材フローリングプロジェクト

平田木材店の新たな挑戦

平田木材店は、創業期より、原木丸太を直接仕入れ、製材・乾燥を行ってまいりました。そして2017年、モルダー機械(飯田工業㈱製6軸モルダー MC-252型)を導入し、製材・乾燥のみならず自社で最終加工まで行えるようになりました。6軸で加工を行える加工機では、刃の形状等もカスタマイズすることができ、大工・工務店の方々がご要望されるハイレベルな加工にもお応えすることができます。
そして、新たな機械設備を整えた製材工場では、新商品「京若狭材のプレミアムフローリング」を製造しています。30mmでリッチな厚みの無垢材フローリングでは、素肌で歩いて心地よい温かさを実感できるとご好評いただいています。
これからも平田木材店では、一般のお施主様からのご要望に応えることは勿論のこと、大工さん・工務店の方々にも喜んでいただける新商品開発に答え、木のある豊かな暮らしを創造してまいります。

新設備 6軸モルダー加工機について

1.施工現場の手間を削減「多様な加工力」

材料となる原板を機械へ投入すると、6枚の刃が連なる加工部分を通過し、原板の6面が高速で切削されます。加工用の刃は求める加工に応じてセレクトでき、加工の真直度や幅、厚みも任意に設定できるため、フローリングの実加工(凹凸)の種類や曲線削り、溝削り加工など、従来の機械設備では出来なかった多様な加工を実現します。

2.木材の艶やかさを引き出す「超仕上げ」

一般的な製材機の場合、鋸刃(のこぎりば)による切断を行うため、切断面にザラツキが残りますが、モルダー加工機を通すことにより仕上げ面を平滑に整えることができます。さらに、構造材・床材などは「超仕上げ」と呼ばれるカンナ掛け加工によって、さらにきめ細かな最終加工が行えます。木材の表面に艶を出し、美しく仕上がるため、特にフローリング等の屋内で使う化粧板に対するニーズの高い加工です。超仕上げを終えた製品は、施工現場で手動のカンナ掛けが不要となり、作業工程の削減にも繋がります。

3.仕入れに安心の「高速化」と「多品目」

新たな加工設備投入による大きな変化の一つは、生産体制の生産性と多品目展開です。6軸モルダー加工機は、高速で最終加工を行えるため、生産性が向上し量産体制が実現します。さらに、刃物の種類や加工設定を変更することで、多様な加工が可能となり、大工さん・工務店の方々のご要望に応じた多品目小ロットの商品開発が行えます。今までになかった住宅最終建材の商品開発にも積極的に取り組んで参りますので、まずはご要望をお聞かせください。

商品ラインナップ

人気商品トップ3位

京若狭材の厚みフローリング(スギ)

化粧野地としても使える、30mmのリッチな厚みがポイント。幅や厚みが大きくなるほど、反り・割れの制御が難しくなる木材ですが、原木の目利きから製材~乾燥まで木を扱うプロが作る渾身の一作。贅沢な厚みによって、冬でも素足で歩ける木の温もりと重厚感に、お施主様からもご好評いただいています。

長さ 4000mm
幅(働き) 160mm
厚み 30mm
フローリング
加工可能サイズ
長さ:2000-4000mm
幅:240mm
厚み:27-33mm
仕上げ プレーナー仕上げ
塗装 無塗装
実加工 本実、相決り
京若狭材のモルダー加工付(カネマキ)
柱(スギ・ヒノキ)

戦後に植林された人工林の間伐材を使用しています。6軸モルダー加工を施しているため、モルダー仕上げの状態で出荷できます。ご必要な場合にはJAS規格材の指定にお応えしますので、ご連絡ください。また、プレカット加工サポートも行っています。

長さ 3000mm
6000mm
105mm角
120mm角
京若狭材のラス貫(スギ)

「化粧に使えるほど美しい!」と言われるほど、節が少ない下地材は、節の出にくい丸太の外側(辺材)部分を利用して製造しています。内装材に使えるほど節が少なく、下地材に使った時に釘が効きやすいと、大工さん達にご愛顧いただいている、平田オリジナルの下地材です。

長さ 2000mm
3000mm
4000mm
幅(働き) 60mm
厚み 12mm

WORKS&CASE STUDY建築・納材事例