VOICESお客様の声

大工の私が、この素材を選ぶ理由

株式会社イトウ工務店 伊藤 和正 様

株式会社イトウ工務店の伊東和正です。私はここ高浜町を拠点に、自然素材を使った家づくりや古民家再生を行っています。今回、改修させていただいた古民家の観自庵は、施主の金明姫さんからご依頼いただきました。建物の建築履歴について詳しくは分かっていないのですが、築100年以上は超えていると伺っています。
お施主さんから「子どもたちが沢山集まれる場にしたい」とのご要望をいただいたので、柔らかい質感を重視して、フローリングには厚み30㎜の杉材を選びました。いつも場所と用途に応じて、厚み15~30mm、杉か桧のフローリング材を使わせてもらっています。観自庵に使わせてもらった材料は、本当に節のない材料を入れて下さいました。

住み継がれる家づくりと素材の関係

ちょうど観自庵の仕事を手掛けた同時期に、もう一軒、同じ規模の古民家改修をご依頼いただきました。そちらの古民家改修にも平田木材店の材料を入れさせていただいて、観自庵よりも一カ月ほど後に完成したところですが、先日お施主様のところへ伺うと、嬉しい感想をいただきました。そのお宅へ家庭訪問に来られた先生が、「木の香りがいい、温かい空間ですね!」「後日、お家を見にもう一度来させてください!」と、改めて訪問されて、居心地の良いスペースであると絶賛して下さったそうでした。こういうお話をお聞きすると、仕事させていただいた甲斐があったと感じますね。
これからも、素材と構法にこだわり、お施主様から大切にされ、長く使っていただける家づくりを続けていきたいと思います。

本当に土へ還る建築を目指して

昨年、自分の事務所を新築しました。一人で作業する空間なのでスペースは6畳分と小規模ですが、平田木材店の製品(木材)を使い、こだわりを込めて「本当に土に還る家」をコンセプトに建てました。もちろん新建材も使っていますが、それらも自然素材由来で、土に還るもの。化学物質が混入されていない材料を吟味して建てました。
建てる時の工程も面白かったですね。知人友人の仲間に来てもらって、一緒に土壁を塗ったり、屋根や壁の下地材になる竹小舞(たけこまい)のために竹を編んだりしながら作りました。古民家再生協会のようなグループにも所属しながら、仲間と共に、大切に住み継がれる家づくりを続けています。

木を扱うプロとしての信頼

平田木材店に対する信頼は、木をしっかりと見られていることだと思います。しっかりと木、一本ずつのクセを見て製材されているので、現場で納めにくくて困るようなトラブルが生じにくい。また、乾燥もしっかりとされているので、安定した品質があるため、お施主さんも安心だと思います。また、平田木材店は、細やかに新しい情報を入れて下さることも嬉しいですね。新商品やイベント情報など、ライフスタイル情報誌として配って下さるので、いつも読んでは、色々な出来事を教わっています。
何よりも平田木材店は、私たちのような「自然素材」にこだわった工務店を応援してくれています。材木を提供するのみならず、自らが施工会社でもあるからこそ、共に歩める関係性があります。京若狭材(国産材)などの木材製品の提供はもちろん、無垢材の品質に対するフォロー体制、家づくりに対する想いの共有、顔の見える距離感でありながら、礎にはビジネスとしての信頼関係があり、あらゆるサポートをいただいています。地域の未来のためにも、これからも京若狭材と共に、よい家づくり、よい暮らしづくりをしていきたいと思います。

施工概要

築年数100年以上
リフォーム・リノベーション場所台所、アトリエスペースなど
敷地面積
延床面積
建築用途古民家アトリエ
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