TOPICSお知らせ

2018/06/13

木材店の社員旅行 in 高野山・吉野~後編~

5月中旬、平田木材店では1泊2日の社員旅行へ行ってまいりました!

ブログ前編に引き続き、「木といきる、日本の文化」を学ぶ旅の道中をお届けします。

 

 

■日本最古の記録が残る、吉野林業の人工林。

 

一日目の高野山訪問を経て、夜からは、奈良県吉野郡川上村へ移動。
村内にある温泉旅館へ宿泊しました。
そして二日目は、朝から、森へ。

 

 

記録が残るものとして、日本最古の歴史を誇る、吉野林業。
吉野林業の歴史は約500年といわれ、いまでも300年前に人の手で植えられた木々が、生きています。

 

今から300年前と言えば、日本は江戸時代・第8代将軍徳川吉宗の頃。
そんな時代を見ている木と、同じ時間を過ごすのは、とても不思議な感覚でした。

 

■吉野貯木の製材所へ

 

吉野林業の森がある、川上村。
この川上村から、吉野川を下った先にあるのが、吉野桜で有名な、吉野町。

かつて自動車による物流が無かった頃、
木材は源流の森・川上村から、筏流しで、吉野町まで運ばれていました。
そして吉野町では「吉野貯木」と呼ばれる、製材団地が発達しました。

そんな吉野貯木の製材所について、
今回は吉野中央木材株式会社の石橋専務に工場をご案内いただきました。

 

 

細やかな在庫管理や、吉野貯木ならではの地域連携に、木材店のスタッフ一同、興味津々・・・!
また、この地域のメンバーでホストを務める、「吉野杉の家」もご案内いただきました。
その名の通り、建物には、至る所に吉野杉が使われています。

 

 

 

筏流しで丸太を運んでいた頃は、このケヤキの巨木に縄を結び、筏を停めていたそうです。民宿貸し出しサービスである、Aibnb(エアビーアンドビー)を使って、とくに海外から、多数の宿泊客が訪れています。

 

海外から訪れた観光客を、吉野杉の家でもてなし、工場を見学してもらって「ここにしかない木の文化」を案内されている、石橋専務たち。今回は休日にも関わらず、丁寧にご案内いただき、誠にありがとうございました。

 

 

「木といきる、日本の文化」に触れた、一泊二日。そこには、その土地ならではの、素材・技・風景があり、木材に携わる職人として、たいへん学びの多い社員旅行となりました。

 

 

私たちはこれからも、多様にある産地から厳選し、産地の想いを受け継いで、「木のある暮らし」をお客様へお届けして参ります。

 

最後となりましたが、現地でご案内いただいた方々に、心より御礼申し上げます。